刃挽の形を行ずる山田次朗吉先生(打太刀 右側)と大西英隆先生(仕太刀 左側)

  昭和四年十一月二十三日 国立有備館道場にて

代表挨拶

 本年(平成二十八年)は鹿島神傳直心影流正統十七代大西英隆先生没後五十年、且つ当流

百錬会は記念すべき創立六十周年を迎えました。

 大西英隆先生は一橋大学に学ばれ、当時同大学の剣道師範であった山田次朗吉先生に懇切

なる指導を受けられ、その後、当流の道統を引き継ぐよう求められました。

 「五十歳になりましたら直心影流の流儀を後世に伝えます。」と約束されました。

 誠実な先生は、約束通り五十歳を迎え、一切の名利を棄て、且つ当時の世相の悪化を憂い

剣道による精神復興を期し、昭和三十一年六月十七日、満を持して鹿島神傳直心影流百錬会

を創立され、流儀の「心と形」を後進のご指導に当たり、爾来十年間精力的なご指導と献身

的なご努力を尽くされました。

 しかしながら憾むべし、昭和四十一年九月十七日、秋雨の中に御帰幽になられました。

 享年六十歳でありました。

 創立六十周年を迎えた今年小生八十六歳、老境にして初心忘れるべからず。これは室町

時代に能を大成させた世阿弥の書「花鏡」の結び「しかれば当流に万能一徳の一句あり。

初心忘れるべからず。この句、三ヶ条の口伝あり。是非とも初心忘れるべからず。時々の

初心忘れるべからず。老後の初心忘れるべからず。この三、よくよく口伝すべし」の心境。

 恩師大西英隆先生の念願であった二十一世紀、日本国家の発展に剣道趣旨に則り指導を

後世に連綿と繋げていくことが、若い方の活躍の一助となることを念願する次第である。

 

                          直心影流百錬会代表 赤尾勇一

 

 

百錬会会員への連絡事項

【緊急連絡】

 9月22日(日)、29日(日)の稽古は道場の都合により中止となります。

 次回稽古日は、10月6日(日)となります。詳しくは稽古日程をご参照ください。

平成31年(2019年)9月までの百錬会稽古日程を、直心影流百錬会の

 行事・稽古 日程” のページにて、新たに、更新しました。 

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